休暇の日常
セカンドステージ・チルドレンの戦いの後、疲労を取るため5日間部活が休みになった。
俺、華京院燃亜は親友でもある仲間でもある、蒼乱星と3日目に遊ぶことになっていた。
「……星の奴遅いな。」
星と待ち合わせをしているがいっこうに星は現れない。
待ち合わせ時間から24分経過している。
「燃亜ーっ!ごめ…ぶっ!」
俺の前で派手に転ぶ蒼い髪の少女。彼女が星だ。
「大丈夫かよ?」
「うん…。」
俺が手を差し出すと星は俺の手を掴んで立ち上がる。
「余裕もって…2時間前に出たんだけど…道が分からなくなって。」
えへへっと頭をかく星。
今日は赤い眼鏡をかけている。
「……星は本当に方向音痴だな。」
「ごめんねー。早く買い物に行こ!」
星はにこって笑い俺の手をひく。
「燃亜見てーこれ燃亜に似てる!」
星は大きな熊のぬいぐるみを抱きかかえる。
「ぇー、似てないよー。…あっ、これ星に似てるよ!」
俺は猫のぬいぐるみを指した。
星は「えぇー!」って言った。
「私これ買っちゃおう♪」
「これをか?」
星は俺に似てるっていう熊のぬいぐるみをぎゅうっと抱きしめる。
「なんか燃亜に似てて気に入ったw」
にかっと笑う彼女。
「じゃあ、おれもこれ買おう。」
星に似てる猫のぬいぐるみを手に取る。
「ほら、燃亜笑って!」
「まず、押すなよ!」
俺達はゲーセンに入りプリクラという写真を撮る機会をやっている。
「あはは、燃亜の変顔おもしろいーw」
星はすごく楽しそうだ。
俺も笑顔になっていく。
「はぁー、楽しかった!」
星は両手を広げて空にのびる。
ここは、河川敷。帰り道寄っていった。
「ねぇ、燃亜。」
「どうかしたか?」
星は草の上に寝転がり、空を見上げる。
俺も星と同じかっこうになる。
「私さ、燃亜が居なかったら多分生きてなかったな。」
星の顔を見るといつもの明るい表情ではなく、少し暗い顔をしていた。
「1人で私の中に眠る力を制御なんか出来なかったと思う。燃亜が近くにいて支えてくれたからここまで生きてけたと思うんだ。」
「星…。」
さっきまでの彼女の蒼い瞳は夕焼けのように真っ赤に染まっている。
「ありがとう。本当に。燃亜と出会えて良かった!」
星は立ち上がり涙をふく。
「感謝なんかされる必要なんかねぇーよ。俺もお前に助けられたし。」
俺も立ち上がり星を後ろから抱きしめる。
俺の頬には温かいなにかが流れている。
しばらく無言が続いた。
最初に口を開いたのは星の方だった。
「燃亜はずっと私の親友でいてくれる?」
「あぁ、勿論だ。」
星は振り返り真っ正面から抱きついて俺から離れる。
「今日はありがとう!楽しかったし、助かったよ!」
にこっていつも通りに笑う彼女。
俺も自然に笑顔になる。
いつまでもこんな日が続くといいなーっと思った一日だった。
~あとがき~
友人宅の華京院燃亜ちゃんをお借りしました!
ユーコの方は暗い感じだったんで無宮の方は明るい感じでいこうと思ったんですよねwww
殴り書きなんで話がぐちゃぐちゃでサーセン(殴