新カゲロウプロジェクト0【第4話】

ユーロ「私がおとりになるわ。」

にっこり微笑む。

カノ「だ…ダメだよ!女の子をおとりにするなんて!」

ユーロ「あら、私じゃなきゃ務まらないわ。」

自信満々に言う。

すると、エネの声が聞こえる。

エネ「ユーロさんに言われた通り調べたんですけど…やっぱりユーロさんの言う通りですね。」

データをいっぱい並べるエネ。

シンタロー「でも、なんでこいつだって思ったんだ?」

ユーロ「だから言ったじゃない。一瞬だけ見せた赤い目…」

シンタロー「嘘つけ。」

ユーロは顔を歪ませる。

キド「どうゆうことだ?」

シンタロー「さっきから何回も見てるが赤い目になることなんてない。」

ユーロは笑わずシンタローを見ている。

ユーロ「あらら、ばれちゃった?」

全員「⁉」

ユーロは舌をだし髪を弄る。

ユーロ「でも安心して。私こいつ大っ嫌いだから。」

黒い笑みを浮かべながら壁に拳を叩きいれた。

パラパラと壁の破片が崩れていく。

ユーロ「音色はね、昔からの犬猿の幼馴染なの。」

初めてユーロが人を呼び捨てにした。

ユーロ「だからこんなことしたことに私は超のつくほど怒りに満ちてるの。」

モモ「じゃあ…ユーロさんに恨みをもって…?」

ユーロ「あっ、それはないと思うよ。」

さっきの怒りに満ちていた笑みではなくいつも通りににっこり微笑んだ。

ユーロ「私が居ることに気づいてないもの。」

全員「…えぇー⁉」

一斉に上がった声。

ユーロ「たまたま面白いのがいっぱいいるからだと思うよー。アイツそうゆうフラフラな奴だから。」

グッと親指を立てる。

ユーロ「だから遊び感覚でしかやってないのがムカつく。」

セト「もう頭の中がぐっちゃぐっちゃっすよ。」

ユーロが記憶書き換えようか?って聞くと即答でいいっすって返すセト。

ユーロ「とりあえず私がおとりはダメなのでシンタローさんにやってもらいましょう。」

にっこり微笑む。

ヒビヤ「さっきと言ってること違う…。」

シンタロー「なんで俺なんだよ。」

ユーロ「いいじゃない。」

するとユーロはシンタローの腕をしっかり掴んで顔を近づける。

ユーロ「やってくれたらご褒美にDキスしてあげるから♡」

ほっぺにちゅーっと長くする。

シンタローは顔が真っ赤になる。

カノ「は…離れろ!」

ユーロとシンタローを引き剥がすカノ。

ユーロ「さっきのご褒美よ。」

っと言ってカノに連行される。

キド「バレたのはもう仕方がない。また一から作戦を考えなければならない。」

キドの声で皆静かになる。

キド「目の能力がある以上天音音色もメカクシ団に入れる。」

マリー「入れるの…?」

キド「あぁ。そいつの能力も必要になる。」

ユーロ「ごめんなさーい。私が未熟なばかりに☆」

てへってやるユーロ。

ユーロ「あと、そうそう!もう一つ言わないといけないことがあるの!」

セト「また変なことがあるっすか?」

ユーロ「変なことって失礼ね。」

にっこり微笑む。

ユーロ「エネさん。調べてもらった情報私のパソコンに送っておいてね。」

エネ「大丈夫です!送っておきますね!」

エネはまたインターネットに潜り込んだ。

ユーロ「…値段決まりましたか?」

ユーロ以外の全員がかくっと転ぶ。

キド「お前はそれしか言えないのか。」

ユーロ「当たり前でしょ。お金は命と一緒よ。」

人差し指で自分の頬にある$のペイントを指す。

カノ「うん…まぁ、今回は少し多めでいいんじゃない?」

そう言ってカノは3000円を出す。

ユーロ「わーぃ!カノ大好き!」

ぎゅうっと抱きつくユーロ。

さっきのシンタローより顔が真っ赤になる。

キド「そうだな…。」

キドは2000円。マリーとセトは2人で2000円。シンタローは1000円。モモは10000円。ヒビヤとコノハは500円。

それぞれユーロに払う。

ユーロ「まぁ、いいでしょう。あっ、コノハさんは後でネギマあげるからね。」

にっこり微笑む。

すると、玄関の扉が開く。

ユーロは誰よりも早く気付き警戒をしている。

??「ユーロって情報屋ここに居るか?」